クラミジアの原因は?気になる感染経路や潜伏期顔がスッキリわかる!

概要

性器クラミジア感染症(以下、クラミジア)は原因菌であるクラミジア・トラコマチスに感染して起こる病気です。

クラミジア菌に感染したからといってすぐに発症する人は稀で、多くの人は発症するまで時間がかかります。その上、症状が出たとしても経度のため感染していると自覚する事がない感染者も多く、治療する機会を欠く事で感染源となってしまう場合が多い病気と言えます。その事がクラミジアに感染する機会が高くなってしまっている要因の一つになってます。

何から感染するのか?なぜすぐ発生しないのか?などを知るために、菌の特性を知る事によって感染する経路から身を守り

菌の特性から感染経路はわかる。

クラミジアの菌は自分自身でエネルギー生産をする事ができない菌です。従って生存するには細胞(宿主細胞)や粘膜に感染しエネルギー供給をしなければ生存する事ができません。このように細胞などからエネルギーをもらい、生存、増殖する菌の事を偏性細胞内寄生菌と呼びます。

最も感染する可能性が高いのは性行為。

人間同士がもっとも触れ合う場所であり、かつクラミジアの菌が最も生息しやすい場所が人の粘膜です。粘膜がもっとも触れ合う行為の一つが性行為であり、したがって性行為が一番感染する可能性が高いのです。

また精液、血液、カウパー腺液、尿、唾液などでも感染はします。当然ながら、クラミジア感染者とのアナルセックス、咽頭クラミジア感染者とのオーラルセックス、咽頭クラミジア感染者との唾液を交えたキスでも感染するリスクはとても高いです。

感染者との性行は避けるべきですが、必ずしも相手が感染しているかどうか分からない場合はコンドームを着ける事で少しでも感染のリスクは下げましょう。

性行為以外で感染する事もある。

クラミジアの菌は細胞や粘膜に感染していなければ生息できません。ですが感染者の体液には菌が含まれており、それに触れる事で感染する可能性もあります。従って、感染者の使用したタオルや便座など人の体液が付着する可能性がある物や場所から感染する可能性もあります。性行以外で感染したという事も考えられるのです。

菌の特性から潜伏期間の事がわかる。

潜伏期間は1~3週間くらいと言われています。しかし個人差はあり、感染する場所によっても変わり、1か月以上たっても発症しない場合もあります。

発症しない理由、潜伏期間がある理由は人間の免疫反応が理由の一つと考えられています。

体内のなかで炎症を起こし、免疫反応が起きると表面に病変が現れます。これがクラミジアが発症するという状態です。クラミジアが発症している時、人の体内では菌が炎症を引き起こし、宿主反応(免疫反応)を起こしているのです。

すぐに発症しない理由は菌が増殖するための時間。

クラミジア・トラコマティスには二つの形態があります。

1つ目は細胞に感染するための形態、感染型。2つ目は増殖するための形態、増殖型です。菌が人から人へ感染する時の形態は感染型で人の細胞に感染します。そして人の細胞に感染したらそのまま次は増殖型になり菌は細胞内で増殖していきます。一つの細胞内で増殖できなくなると感染型に再度変わり新しい細胞に感染し、これを繰り返していきます。ですから感染時は菌もまだ少なく免疫反応も大きな反応はしません。従って症状も発症しづらいのです。

クラミジアの菌は炎症を起こしづらい。

また症状が出ない理由のもう一つとして、細胞内で増殖する際(増殖する形態時)に封入体を形成する事によって、一般細菌の1/100程度しか炎症を引き起こさないのです。

従ってクラミジアの菌が増殖時には免疫力が働きにくく、免疫抗体が働くことが無い事で、感染していても発症しない期間ができます。そのために免疫力など個人差があるので発症までの期間も人それぞれによってしまうのです。

参考:Immunology of Chlamydia infection: implications for a Chlamydia trachomatis vaccine.

クラミジアは完治するが、再感染してしまう性病です。

クラミジアは確実な薬剤の服用とパートナーの同時治療を行う事で再発はしないと考えられています。しかしクラミジアには多様性があり抗体ができても、新しく感染したクラミジアにはその抗体は反応しないため再感染してしまうのです。

従って完治してもパートナーが感染した状態のままですと、再び感染してしまうので同時に治療を行う事が大事なのです。

母親から感染してしまう赤ちゃん。

赤ちゃんが感染するのは母親が感染している可能性が高いです。赤ちゃんは産まれる際通る産道を感染経路として感染してしまいます。感染者の赤ちゃんは生まれながらにクラミジアに感染してしまっているのです。

もっとも感染力がある性病だという事が2015年の報告数をみるとよくわかります。クラミジアの報告数が24,450件、性器ヘルペスの8974件、尖圭コンジローマの5806件、淋菌感染症の8698件。これは感染者数の報告数であり、症状が出ないクラミジアの場合報告されない数は報告されている数の何倍にもなるのは想像に難くないのは分かると思います。

2011年より厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課長の通達により、妊婦健康検査で嫉視する標準的な審査項目が改定されました。内容は妊娠30週目までに1回は性器クラミジアの検査をする事が推奨され、その費用は市町村の公費負担の対象にする事が推奨されています。これによって多くの市町村が妊婦健診におけるクラミジア検査を公費負担項目につ以下しています。

可能であれば妊婦に限らずパートナーも共に検査をする事で、さらにリスクは抑える事ができるでしょう。

参考:妊婦健康診査で実施する標準的な審査項目について

感染者数が物語るクラミジアの感染力のすごさ

もっとも感染力がある性病だという事が2015年の報告数をみるとよくわかります。クラミジアの報告数が24,450件、性器ヘルペスの8974件、尖圭コンジローマの5806件、淋菌感染症の8698件。これは感染者数の報告数であり、症状が出ないクラミジアの場合報告されない数は報告されている数の何倍にもなるのは想像に難くないのは分かると思います。

参考:国立感染症研究所 感染症発生動向調査年別報告数一覧(定点把握)



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