クラミジアの検査|疑わしい時は早めに検査を受けましょう

クラミジアの検査法を知ってクラミジア対策

クラミジアの感染に疑いを少しでも感じたら、検査を受ける事が最も大事です。クラミジアは無症状であることが多いため、知らないうちに感染している可能性があるからです。感染率も非常に高く、国内で最も感染者数の多い性病であるとされています。

クラミジアの検査は、陽性であれば感染が確定となり、治療の必要がある事を認知できます。しかしながら結果が陰性だった場合、必ずしもクラミジアに感染をしていないと保障する事はできません。陰性の結果が正確とは限らない事を踏まえた上で、なお検査をするべき理由は、クラミジアを「感染しない」「感染させない」ためにとても重要なことなのです。クラミジアの検査についてしっかりと把握し、疑問や不安を解消させましょう。

検査の場所は保健所、病院、自宅の3つ

クラミジアの検査を受けられるのは保健所、病院、クリニックです。また、検査キットを買えば自宅でも検査ができます。

病院やクリニックで受ける

受けられる検査

泌尿器科や産婦人科へ行けば、性病の検査(抗原検査、抗体検査)を受けることができます。主に抗原検査となりますが、抗体検査も同時に受けることができるクリニックもあります。現在の感染状況を調べたい場合は抗原検査のみ、過去の感染状況も含めて知りたい場合は抗体検査を追加して受ける形となります。

いつ受けられるか

通常の外来となるので、外来の受付時間であればいつでも受けられます。予約不要で21時までやっているクリニックもあり、仕事の合間や会社帰りに立寄る事もできます。

費用

クラミジアの検査は自覚症状の有無によって保険適用ができる場合があります。抗原検査のみであれば保険適用の場合はおよそ3,000円、自由診療の場合は6,000~8,000円程度となります。抗体検査においても同じぐらいの費用となり、同時に行う場合は費用が加算されます。

メリット、デメリット

性病に特化した病院やクリニックでは、用途に応じた幅広い性病検査を受けることができます。即日検査をうたっている所も多く、検査キットを使えば最短15分で結果が出ます。夜遅くまでやっているという点は、仕事で忙しい人にとってメリットと言えます。

デメリットは、病院によっては待ち時間が発生することです。検査の費用においても保険適用で最低3,000円、自由診療で抗原検査と抗体検査を受ける場合は1万円以上かかります。

保健所で受ける

受けられる検査

クラミジア以外にも梅毒や淋病、HIV、B型肝炎ウイルスの検査も受けられます。保健所によって抗原検査を行っている所と、抗体検査を行っている所があります。保健所ではどちらか一方を受けることしかできません。
また、以下の様な制限をしている保健所もあります。

いつ受けられるか

保健所での検査は日時が指定されています。検査を受けるにはあらかじめ受けに行く保健所の検査指定日を確認しておきましょう。基本的には平日の昼間となりますが、保健所によっては夜間や土日に検査を行っている所もあります。多くの保健所では予約が必要となりますが、まれに予約不要の保健所もあります。

費用

多くの保健所では無料でクラミジアの検査を受けることができます。まれに有料となる保健所もあります。無料でも、問診をした段階で感染の可能性が否定できる方は検査料が発生する所があります。また、HIV検査と一緒に受ける場合は無料、単体で受ける場合は有料となる所もあります。

メリット、デメリット

保健所で受けるメリットは、匿名・無料(まれに有料の所もあります)で検査を受けられる事です。病院やクリニックで保険が適用された場合、検査の内容や費用などの明細がご自宅や勤務先に届きます。身内に検査を受けることを知られたくない場合、匿名で受けられる事は大きなメリットと言えます。

デメリットは日時が指定されているため、スケジュールを立てにくい事です。保健所では大体月2回程度しか実施しておらず、予約がいっぱいでなかなか受けられない場合もあります。検査結果も2週間程度待たされる事が多いでしょう。

参考:千葉県内のエイズ等相談・検査/千葉県)より

保健所によっては、クラミジアの検査が受けられない所もあります。保健所に行く前に、クラミジアの検査を実施しているか確認しておきましょう。

費用

簡易検査キットだと1回分で3,000円程度です。郵送タイプの検査キットだと1回分で4,000~5,000円程度です。検査キットには、他の性病と一緒に検査ができるものがあります。検査する性病の種類が項目となり、項目数が大きいものほど高額になります。最も高いものでは12項目(クラミジア、淋病、カンジダ、トリコモナス、HIV、梅毒、B型肝炎ほか)で20,000円以上という検査キットがあります。

検査キットを使う

クラミジアの検査には検査キットという物があり、医療系の通販などで購入する事ができます。検査キットは抗原検査を行う物で、自宅で検査を行う事ができ、かつ費用も抑えられるという利点があります。しかしながら、正確性が病院の検査や保健所の検査と比べると劣る部分もあります。

どこで買えるか

検査キットはメーカー直販サイトや、医薬品専門の通販で購入できます。楽天やAmazonといった大手通販サイトでは、メーカー各社の検査キットが数多く販売されています。当サイトではiCAREクラミジア検査キットを取り扱っております。なお、検査キットは薬局で販売しておりません。

検査の方法

クラミジア検査キットにはいくつかの種類があり、検体の採取方法や試験の方法が異なってきます。採取の方法として採尿タイプとスワブ(綿棒)タイプ、試験の方法として郵送タイプと簡易タイプにそれぞれ分かれます。検査キットが男女別で分かれている場合、男性は採尿、女性はスワブタイプとなります。

結果

検査キットでは、クラミジア抗原の有無を調べることが出来ます。郵送で検体を送るタイプだと、結果が出るまでに数日かかります。当サイトでご紹介している検査キットは簡易検査タイプとなります。検体を郵送せずに自宅で試験を行うので、15分ほどで結果を確認することができます。医療機関の中には、即日検査に簡易検査キットを使っている所もあります。

検査は感染から2~3日後から

クラミジアの検査は、感染から2~3日経ってから受けるのが適切です。感染後、すぐに検査を受けたとしても、正確な結果が得られません。なぜなら感染して間もない状態では菌の量が少ないため、感知できずに陰性が出てしまう恐れがあるからです。

また、クラミジアの症状が、自分ないし性行為を行ったパートナーに現れた場合は速やかに検査をする事をおすすめします。男性の場合は排尿時の軽い痛みや痒み、性器からの白い膿が主な症状です。女性であれば性器のかゆみや臭いの悪化、おりものの増加といった症状が出ます。

クラミジア検査は主に抗原検査

クラミジアの検査には抗原検査と抗体検査の2つの方法がありますが、主に行われているのは抗原検査です。ここで言う抗原とはクラミジア菌の事であり、抗体とは体内に入ったクラミジア菌を体外に排除しようとする免疫の事を指します。これらの検査を受けることで、クラミジア菌の感染状況を把握することができます。抗原検査の方が正確性は高く、大部分の保健所や病院で取り入れられています。一部の保健所では抗体検査しか行っていない所もあります。

抗原検査

抗原検査とはクラミジアの菌そのものの有無を調べることです。性器から侵入したクラミジア抗原は、男性であれば尿道、女性であれば子宮頸管に感染します。抗原検査ではそれぞれの部位で分泌された物を採取し、検体の中にクラミジア菌のDNAがあるかどうかを調べます。さらに細かく分けていくつかの方法(PCR法、リアルタイムPCR法、SDR法、TMA法)があり、検査を実施している所によって取り入れている方法が異なってきます。抗原検査の採取方法はスワブ検査、もしくは採尿検査(男性のみ)となります。

スワブ検査

スワブと呼ばれる検査用の綿棒を性器に挿入し、性器の粘膜、男性の場合尿道の粘膜からの分泌物を採取します。スワブ検査は、検体を採取する時に痛みや違和感といった負担があります。反面、検体を直接採取するので、採尿検査のように失敗するリスクはなくなります。女性のクラミジア検査はこの方法となります。

採尿検査

クラミジアの採尿検査では尿道の分泌物を調べます。最低でも1時間は尿を貯めた後、ではじめの尿(初尿)を約20ml採取します。この出始めの尿というのは下で説明している「偽陰性」といった誤った結果にならないようにするために重要な事なのです。尿を貯める時間が長いほど検査の正確性が上がります。主に病院や保健所で男性が受ける検査方法です。

感染しているのに陰性が出てしまう事もある

採尿で少し出した後の尿(中間尿)を採取してしまうと、菌がいても陰性と出てしまう(偽陰性)事があります。中間尿だと、初尿によって分泌物が流れ出た状態のため、検知に十分な量が採取できなくなるのです。

また、女性は子宮頸管の分泌物を採取して検査をしますが、感染部位が移動する事があります。子宮頸管に菌が残っていないと、症状があっても陰性が出てしまう事があります。こういった場合、抗体検査を再度行って菌の有無を確認しなければ正確な検査結果は得られません。

抗体検査

抗体検査は、血液検査によって"抗体"を調べる検査です。抗体とは、体内に侵入した異物(抗原)から、身体を守る働きのある免疫の事です。クラミジアに対する抗体の有無を調べる事で、細菌に感染しているかどうかが分かります。抗原検査に比べると正確性は劣りますが、過去の感染状況を調べる事ができます。抗体検査では、5cc 程度の血液を検体として採血します。結果が出るまで最低でも3~5日かかります。

検査に用いられる抗体

抗体検査では、クラミジアに対して特別な反応を示す抗体を調べることができます。
抗体にはいくつかの種類がありますが、クラミジア検査ではIgAとIgGの2種類を測定します。

参照:クラミジア・トラコマチス抗体IgA,IgG(CT-IgA・G)

IgA値
クラミジア検査においてIgAの値は、現在感染しているかどうかを示します。IgAはクラミジア菌が入ってきた時に早い段階で作られる抗体です。抗原が感染してから2週間で上昇し、6ヶ月で消滅します。
IgG値
クラミジア検査においてIgGの値は、過去に感染していたかどうかを示します。IgGはクラミジア菌が侵入した履歴を体内に残す抗体です。感染して1ヶ月後から陽性となり、数年間にわたって陽性が出続けます。

結果の見方

抗体検査はIgAとIgGそれぞれの値で陽性・陰性が出ます。感染の判断規準として、以下の4通りがあります。

IgA、IgGともに陽性
過去に感染しており、現在でも感染が続いている疑いがあります。
IgAが陽性、IgGが陰性
最近感染した疑いがあります。
IgAが陰性、IgGが陽性
過去に感染しており、治療が完了していると見られます。
IgA、IgGともに陰性
感染の疑いはありません。

偽陰性と偽陽性

抗体検査においても、しばしば誤った結果(偽陰性、偽陽性)が出ます。感染して十分に期間が経っていない場合、作られる抗体が検知できる量に達しておらず陰性が出る事があります。また、治療した後でも1ヶ月程の間はIgA抗体が陽性反応を起こすことがあります。抗体検査で偽陰性や偽陽性が疑われる場合、抗原検査を再検査しなければなりません。

気になったら早めに検査を

性行為の後、「クラミジアかな?」と思われる症状が現れたらできるだけ早めに検査を受けましょう。クラミジアの検査は、あなたがパートナーに感染させないためでもあるのです。気がつかないうちに、あなたからパートナーに感染させてしまう可能性もあります。

クラミジアは、軽症もしくは無症状となる事が多い疾患です。男性患者のうち50%、女性患者においては実に75%が無症状と言われています。さらに感染力が非常に高く、1回の性行為でも感染する可能性は十分にあります。

パートナーと菌をうつしあう事をピンポン感染と呼びますが、こういった事を避けるためにも、お互いにクラミジアの事を理解する必要があります。あなた自身やパートナーのためにも、クラミジアの感染が疑わしい時は一緒に検査を受けましょう。



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